コエンザイムQ10包接体とは

コエンザイムQ10包接体とは

コエンザイムQ10の弱点を克服するために開発された

エネルギー産生の効率を高めたり余分な活性酸素を除去してくれるコエンザイムQ10は、体の機能を維持するうえで欠かせない成分です。
体内のコエンザイムQ10は加齢によって減少するため、健康を維持するためには積極的に摂りたいところです。
ところがコエンザイムQ10にはいくつかの弱点があり、高い品質を保ち、本来持つ効果を引き出すうえで障害になっていました。
この弱点を克服するために開発されたのが「コエンザイムQ10包接体」です。製造段階で特殊な加工を行うことで本来持つ機能性を最大限に引き出し、従来よりも高い効果が期待されています。

シクロデキストリンに包み込まれたコエンザイムQ10包接体

包接体とは

包接体は聞き慣れない言葉のため難しい印象を持ってしまいがちです。簡単に説明すると、ある物質が持つ空洞に形状と寸法が合う別の物質が取り込まれることで生まれた化合物のことです。
コエンザイムQ10包接体は、コエンザイムQ10をオリゴ糖の一種である「シクロデキストリン」で取り込む=包み込むことで生まれた化合物です。

シクロデキストリンの特徴

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シクロデキストリンは別名「環状オリゴ糖」と言われています。じゃがいもやトウモロコシのでんぷんから作られている天然素材です。
糖類であるため砂糖のように「摂り過ぎると肥満や高血糖に繋がるのでは」と不安に感じる方もいるでしょう。
しかし、ブドウ糖が複数くっついたオリゴ糖であるシクロデキストリンは、小腸から吸収されにくく体に負担がかかりません。
なおシクロデキストリンはブドウ糖の数によっていくつか種類があります。コエンザイムQ10を包み込むために使われているのは、ブドウ糖が8個くっついた「γ-シクロデキストリン」です。

シクロデキストリンの構造

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コエンザイムQ10包接体について理解するためには、コエンザイムQ10を包み込んでいるシクロデキストリンの構造について知る必要があります。
シクロデキストリンは蓋と底のないカップのような形をしています。さらに内側は油によく馴染む親油性で、外側は水によく馴染む親水性です。
内側と外側で真逆の性質を持つ特異な特徴がコエンザイムQ10の弱点を克服する鍵です。

シクロデキストリンの性質

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シクロデキストリンはさまざまな物質を取り込んで、ゆっくりと放出する性質があります。さらに酸化に非常に強く、分解されにくい性質があり、紫外線や熱などに弱い物質を安定化してくれます。
また脂質のように水に溶けにくい物質に対しては、均一に水中に拡散させて溶かすことができます。

コエンザイムQ10包接体の構造

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コエンザイムQ10はベースとなるキノン骨格とそこから角のように伸びたイソプレンによって構成されています。
コエンザイムQ10包接体はイソプレンのみをシクロデキストリン内部の空洞に落とし込んでいます。ですからキノン骨格のみが外に露出した変わった構造をしています。

コエンザイムQ10包接体のメリット

優れた吸収性を持つ

吸収効率の悪いコエンザイムQ10

コエンザイムQ10は特殊な加工を行わない限り、脂に溶ける脂溶性です。肉類や油脂類に含まれる脂質と同じように、胆のうから分泌される胆汁酸で乳化する必要があり、非常に吸収効率が悪いのが弱点です。
また脂質の一種であることから凝集する性質があり、吸収効率を低下させる一因になっています。このため食事やサプリメントから摂った脂溶性のコエンザイムQ10は、10%程度しか吸収されないとされています。(参考元1)
この弱点を改善するために、これまでは乳化剤を添付して予め水に溶かし、水溶性に変化させる方法が採られてきました。
しかし、コエンザイムQ10は乳化剤を添付しても溶けづらく濁ってしまうため、劇的に吸収性を高めるまでには至りません。

コエンザイムQ10包接体の吸収性が高い理由

そこでコエンザイムQ10包接体は凝集していたコエンザイムQ10を、微粒子のサイズまで細かくしてからシクロデキストリン内部に取り込んでいます。
そのサイズは100nm(ナノメートル)=1/1000万m前後と、顕微鏡でしか確認できない小ささです。これはコエンザイムQ10が吸収される小腸の表面を覆っている微絨毛とほぼ同じ大きさです。
さらにシクロデキストリンは外側が親油性のため、凝集することなく水中に拡散されます。小腸に到達するとコエンザイムQ10がゆっくりと放出されて、微絨毛の間から吸収されていきます。
つまりコエンザイムQ10包接体は微粒子のサイズまで小さくすることで吸収性を高めているのです。この働きはヒト試験でも確認されています。(参考元2)

効果は48時間持続する

コエンザイムQ10はもともと脂溶性のため、脂質と同様に吸収に時間がかかります。ですから単に吸収性を高めるだけでなく、吸収が終わるまで効果を持続させる必要があります。
コエンザイムQ10包接体は48時間という長時間に渡って吸収性が持続すると考えられています。時間をかけて少しずつ体内に吸収されることで、水溶性のコエンザイムQ10よりも優れた吸収性が期待されています。

熱や光から守る

従来のコエンザイムQ10は熱や光に弱く不安定

コエンザイムQ10は効果だけでなく安定性も重要です。ところが従来のコエンザイムQ10は熱や光に弱く不安定であることが弱点でした。
例えば購入したサプリメントを光を通す透明な容器に移し替えてしまうと、紫外線の影響で酸化が進んでしまいます。熱や光によって劣化したコエンザイムQ10を摂ると、健康に悪影響を及ぼすという指摘があります。

コエンザイムQ10を熱や光から守る仕組み

コエンザイムQ10はキノン骨格とイソプレンによって構成されていると先述しましたが、このうち熱や光に弱いのはイソプレンです。
そこでコエンザイムQ10包接体は二つのコエンザイムQ10を結合させ、イソプレンのみを五つのシクロデキストリンに包み込むことで、熱や光から守っています。
つまり二つのコエンザイムQ10に対して五つのシクロデキストリンがユニットを作ることで固いガードを実現しているのです。

コエンザイムQ10包接体の効果

コエンザイムQ10包接体はシクロデキストリンによって包み込むことで吸収性が大きく向上し、従来以上の高い効果を引き出すことができるとされています。
これまでの研究では主に以下のような効果が認められています。

コラーゲンの合成を促してシワやたるみなどを予防改善する

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肌弾力が低下している女性10名(平均年齢47歳)に、コエンザイムQ10包接体を6週間摂ってもらいました。その結果、肌弾力が20代の平均とほぼ同等まで回復することが確認されました。(参考元3)

コラーゲンやヒアルロン酸などの軟骨成分の合成を促進して関節を保護する

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膝関節痛を感じている方16名に、コエンザイムQ10包接体、ビタミンC、コラーゲンペプチド、グルコサミンを同時に12週間摂ってもらいました。その結果、8週間後に膝の痛みが顕著に改善されることが確認されました。(参考元4)

優れた抗酸化作用によって活性酸素から筋肉を保護する

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30~60代の男女10名を対象とした試験で筋組織の損傷が抑えられることが確認されました。また包接体にすることで抗酸化力が4.2倍に向上することも確認されています。(参考元5)

運動パフォーマンスの向上

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コエンザイムQ10包接体をα-リボ酸と一緒に摂ることで、持久力の向上や疲労回復効果があることが確認されています。(参考元6)
高校の野球部員30名にコエンザイムQ10包接体を50mg、α-リボ酸を250mgを摂ってもらい、3000m走のタイムを計りました。
その結果、摂取前の平均タイムが12.2分であったのに対して、摂取1ヶ月後には11.9分まで短縮することが確認されました。(参考元7)

参考元1:「コエンザイムQ10」で元気が出る、病気が治る! 永田勝太郎著 日本文芸社
参考元2:γCD包接で吸収性向上|株式会社 シクロケム
参考元3:CoQ10、α-リポ酸など 「ヒトケミカル」による内外美容を提案 ヘルスライフビジネス
参考元4:CoQ10(γシクロデキストリン包接体) 線維芽細胞の活性化で軟骨成分の合成を促進 ヘルスライフビジネス
参考元5:CoQ10(γCD包接体)軟骨合成、筋肉にも作用 ヘルスライフビジネス
参考元6:γ-CD包接CoQ10など 「ヒトケミカル」が運動機能を向上 ヘルスライフビジネス
参考元7:γ-CD包接CoQ10、α-リポ酸 抗酸化と糖代謝促進で疲労回復を訴求 2015.12.15 ヘルスライフビジネス

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