体内のコエンザイムQ10

体内にあるコエンザイムQ10

体内には約700mgのコエンザイムQ10が蓄えられている

コエンザイムQ10は、疲労回復効果や美肌効果などの優れた効能で、近年になり注目されている健康成分です。サプリメントや食事から摂ることができますが、実は私たちの体内にたくさん存在している物質でもあります。

私たちの体は約60兆個もの細胞によって構成されています。一つ一つの細胞にはミトコンドリアと呼ばれる小器官が存在し、生命活動に必要なエネルギーの95%以上を作り出しています。
このミトコンドリアの働きを助けているのがコエンザイムQ10です。健康な成人の体内には約700mgのコエンザイムQ10が蓄えられています。

最も多く蓄えられているのは心臓

ミトコンドリアによって利用されるコエンザイムQ10は、体内のあらゆる場所に存在します。その量は器官によって異なります。
活発に代謝を行いたくさんのエネルギーを消費する器官ほど多くのコエンザイムQ10が蓄えられています。

その中でも24時間365日片時も休みなく稼動しつづける心臓は、最も消耗の激しい器官です。
1日10万回もの拍動を行うため、健康な成人で細胞1gあたり平均110μgものコエンザイムQ10が蓄えられています。私たちの体内で1gあたり100μgを超える量のコエンザイムQ10が蓄えられているのは心臓だけです。

各器官が持つコエンザイムQ10の量

体内のコエンザイムQ10は心臓が最も多く持っていますが、次いで腎臓、肝臓、膵臓、脳、肺、筋肉などにも多く存在しています。

1gあたりのコエンザイムQ10の量(19~21歳のピーク時)(参考元1)

心臓 110.0±9.4μg
腎臓 98.0±10.4μg
肝臓 61.2±7.3μg
膵臓 61.2±7.3μg
13.4±0.2μg
6.0±0.4μg

血液中のコエンザイムQ10

健康を維持するためには血液中に含まれるコエンザイムQ10の濃度が重要です。健康な成人の血液中には0.76±0.17μg/mlのコエンザイムQ10が含まれています。この量が著しく減少すると、疲れやすくなったり病気にかかりやすくなるなど健康状態の悪化に繋がります。

コエンザイムQ10は体内で生合成できる

コエンザイムQ10はビタミンと働きが似ているため「ビタミン様物質」と呼ばれています。ビタミンと決定的に異なるのは、コエンザイムQ10は体内で生合成することができるということです。
このためビタミン欠乏症で見られるような、重篤な「コエンザイムQ10欠乏症」は報告されていません。健康な成人は体内で利用する量の約半分を生合成することができます。
若くて健康状態が良い方であれば、体内で生合成される量+食事からの摂取で十分な量のコエンザイムQ10を確保することができます。

さまざまなことが原因で減少するコエンザイムQ10

加齢やストレスによって減少する

しかし、体内のコエンザイムQ10は20歳をピークに加齢によって減少していきます。減少のペースは器官によって異なりますが、40歳を過ぎると急激に減少する傾向にあります。
特に心臓はピークの頃と比較して40代で2/3、80歳で半分程度に減ってしまいます。(参考元1)これだけの量のコエンザイムQ10が失われるのは、体内合成がスムーズに行われなくなるためです。
ほかにも強いストレスや病気など、さまざまなことが原因で体内のコエンザイムQ10は失われていきます。

血液中のコエンザイムQ10の減少に注意

病気の人はコエンザイムQ10の血中濃度が低い

これまでの研究では健康状態が悪化している人の多くは、血液中のコエンザイムQ10の濃度が著しく減少していることが分かっています。
病気ごとの平均的な血中濃度を見ると、糖尿病では0.7μg/ml、パーキンソン病では0.6μg/ml、うっ血性心不全や肝硬変では0.4μg/mlとなっています。(参考元2)
深刻な病気ほど血中濃度が低い傾向にあります。このうちうっ血性心不全についてはコエンザイムQ10が治療薬として認められています。

ストレスがコエンザイムQ10の血中濃度を下げる

私たち現代人は多忙な生活と仕事や人間関係によって、かつてないほどの強いストレスに晒されています。ストレスや疲れが溜まり健康状態が悪化している人が多いのです。
見た目は健康そうでも血液中のコエンザイムQ10濃度を調べると正常な人は稀で、ほとんどの人が不足していると言われています。
特にストレスの多い生活を送っている方は、血中濃度が0.4μg/mlと、正常な人の半分程度まで低下していることが分かっています。(参考元2)
現代の日本人の間で疲労や消化器系の不調などの体調不良を抱える方が増えている背景には、ストレスによるコエンザイムQ10の不足が関係していると考えられています。

体内のコエンザイムQ10を減らさないために

不足するコエンザイムQ10を補う

エネルギーを効率良く作るために必要なコエンザイムQ10

私たちの体は寝ていても起きていても常にエネルギーを消費しています。体の機能を維持するためには、ミトコンドリアが作り出すATP(アデノシン3リン酸)と呼ばれるエネルギーが不可欠です。
仮に体内にコエンザイムQ10が全く存在しなかったとしても、ミトコンドリアはATPを作ることができます。コエンザイムQ10が無くても私たちは生きていくことができます。しかし、コエンザイムQ10があるのとないのとでは、エネルギー産生の効率が28倍も違うと言われています。

コエンザイムQ10を補うと健康状態が改善される

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逆に言えば不足しがちなコエンザイムQ10を補うことで、エネルギー産生の効率を高めることができます。心臓、腎臓、肝臓などの臓器や筋肉に十分な量のATPが送られることで低下した機能が回復します。
それによって疲労回復、血流改善、アンチエイジング作用、QOL(生活の質)の改善などさまざまな効果を得ることができます。つまりコエンザイムQ10を補うことで健康状態が改善されるのです。

食事から補うことができる

食品に含まれるコエンザイムQ10

幸いなことにコエンザイムQ10は私たちが日常的に口にする肉や魚、野菜、油脂類などさまざまな食品に含まれています。
例えば肉類なら牛肉、豚肉、鶏肉に、魚類ならイワシ、サバ、サンマに、野菜ならブロッコリー、ホウレンソウ、キャベツに、油脂類ならオリーブオイルに比較的多く含まれています。

日本人の平均摂取量は1日6.5mg

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コエンザイムQ10がこれだけさまざまな食品に含まれているのですから、健康的な食生活を送っている限りは必要な量を摂取できるように思えます。
ところが日本人の平均的な食生活では1日平均で6.5mg程度しか摂ることができません。(参考元2)これは体内に蓄えられている量の1/100以下です。
しかも脂溶性のコエンザイムQ10は吸収効率が低いため、食品から摂っても実際に体内に吸収される量はせいぜい10%程度です。
もちろん若くて健康で体内のコエンザイムQ10が不足していない方であれば、特に意識しなくても必要な量を確保することができます。
しかし体内で合成できる量が減少し、コエンザイムQ10が不足気味の方は食事だけで補うのは無理があります。

サプリメントから補う

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そこで頼りになるのがサプリメントです。日本では2001年にコエンザイムQ10が健康食品として認められ、近年ではさまざまな種類のサプリメントが販売されています。
コエンザイムQ10を1日にどれくらいの量を摂取すれば良いのかは、いまだにその答えがはっきりと示されていません。
しかし、一般的なサプリメントには1日分で60~100mg程度のコエンザイムQ10が含まれていますから、十分に不足分を補うことができます。

摂り続けることが大切

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いくらコエンザイムQ10をサプリメントで補えるとはいえ、短期間で摂るのを止めてしまうと、体内のコエンザイムQ10の量がすぐに元に戻ってしまいます。
疲労回復や抗酸化作用などの効果を実感するためには摂り続ける必要があります。経口摂取したコエンザイムQ10の量を維持するためには、2週間摂り続ける必要があるという研究結果があります。

【コエンザイムQ10の摂取期間と血漿コエンザイムQ10値の関係を示す研究結果】

同じ成人男性に、コエンザイムQ101日30mgを2週間、60mgを2週間、120mgを2週間、1日に3回食後に摂ってもらいました。
その結果、いずれの量を摂った場合も、2週間摂り続けることで血漿中のコエンザイムQ10値が摂取前の約2.2倍に増加することが確認されました。
また摂取を中止すると約1週間でコエンザイムQ10を摂取する前の血漿値に戻ることも確認されました。(参考元3)

ストレスを溜めない

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日常的に強いストレスを感じている方は体内のコエンザイムQ10の量が不足しがちです。ストレスを溜めるような生活を送っていては、いくら食事やサプリメントで不足するコエンザイムQ10を補っても意味がありません。
体内のコエンザイムQ10を減らさないためには、日々の生活の中で趣味やスポーツを行う時間を設けてストレスを適度に発散しましょう。
ストレスを溜めない生活を送ることこそが、コエンザイムQ10の不足を防ぐための第一歩です。そのうえでコエンザイムQ10を摂ると、疲労が回復して気持ちにも余裕が生まれストレスの緩和にも繋がります。

参考元1:A Kalen et al.,Lipids.24.579-584(1989)
参考元2:「コエンザイムQ10」で元気が出る、病気が治る! 永田勝太郎著 日本文芸社
参考元3:コエンザイムQ10の基礎と応用 コエンザイムQ10協会編 丸善出版

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