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コエンザイムQ10を摂るタイミング

脂溶性のコエンザイムQ10は食後に摂る

いつ摂っても良いとは限らない

疲労の回復や抗酸化作用などさまざまな効能を持つコエンザイムQ10は、サプリメントから気軽に摂ることができる成分です。
健康のために摂っている、あるいは摂ってみようと検討している方が多いのではないでしょうか。そこで気になるのが摂るタイミングです。
医薬品やサプリメントに含まれている成分ですから、いつ摂っても良いとは限りません。どれほど優れた効能があっても、摂るタイミングが悪いと効果が半減してしまいます。

コエンザイムQ10は脂溶性

詳しい情報(クリック)

コエンザイムQ10は特別な加工を行わない限りは、ビタミンAやビタミンEと同じ脂に溶ける脂溶性です。私たちが普段から口にする肉類やバター、植物油に含まれる油脂類の一種です。
そのため消化吸収は脂質と共通点が多いと考えられています。脂質は小腸で胆汁酸によって乳化されてから吸収されるため、消化器官に対して刺激が強く胃腸に負担をかけてしまいます。
ですからコエンザイムQ10も脂質を摂ったときと同じように消化に時間がかかり、吸収効率も良くありません。こってりとした肉料理や揚げ物などの油物をたくさん食べると、胃もたれや消化不良を引き起こすことがありますが、コエンザイムQ10も同じです。

食べ物に含まれているコエンザイムQ10は、含まれる量そのものが少ないため、炭水化物などの他の成分が消化器官に対する刺激を抑えてくれます。
しかし、サプリメントや医薬品からコエンザイムQ10のみを摂る場合は、脂溶性の成分のみが小腸から吸収されるため、消化器官に負担をかけてしまいます。

空腹時の摂取は避ける

脂溶性のコエンザイムQ10を空腹時に摂るのは避けましょう。胃が空の状態では刺激が強く、胃もたれや吐き気などを引き起こす可能性があります。
腸にかかる負担も大きく、食欲不振や下痢などの症状を引き起こすことがあります。吸収効率も低いため、せっかく摂っても十分に吸収されずに効果が半減してしまいます。

コエンザイムQ10は副作用が少なく安全性が高い成分です。しかし、報告されている副作用の多くは消化器に関する症状です。これは脂溶性のコエンザイムQ10を空腹時に摂ることで胃腸が刺激されたためと推定できます。

食後に摂る

脂溶性のコエンザイムQ10は食後に摂ることが推奨されています。胃腸が食べ物で満たされているため脂質による刺激をやわらげてくれます。
サプリメントの場合は1日2~3回摂るように推奨されているものが多く見られます。1日2回なら朝食後と夕食後、1日3回なら毎食後に摂りましょう。

夕食後に摂る場合は就寝の3時間以内に摂るのは控えたほうが良いでしょう。寝る前に摂ると胃が食べ物を消化するために活発に働くため、安眠が妨げられてしまいます。
それでも胃もたれや吐き気、食欲不振や下痢などの副作用が出た場合は、摂るのを中止してかかりつけの医師や薬剤師に相談してください。

朝と夜どちらが良いか

コエンザイムQ10は効果が現われるまでに時間がかかる

コエンザイムQ10は摂ったからといってすぐに効果が現われるわけではありません。脂溶性のコエンザイムQ10は消化に時間がかりかます。

胆汁酸で乳化され小腸の粘膜から吸収されたコエンザイムQ10は、リンパ液に放出されて静脈に合流します。血流に乗ったコエンザイムQ10はまず肝臓に運ばれて、再び血液中に分泌されて全身の細胞に運ばれます。

血液中のコエンザイムQ10濃度が最も高くなるのは摂取後6時間前後です。その後は時間が経つにつれて血中濃度が低下していきます。

効果を得たいタイミングに合わせて逆算して摂取する

コエンザイムQ10は、細胞の小器官であるミトコンドリアが、ATP(アデノシン3リン酸)と呼ばれるエネルギー源を産生するのを助ける補酵素です。
ミトコンドリアがATPを作り、ATPを私たちがエネルギーとして消費することで体を動かすことができます。ですから効果を実感するためには、エネルギーを必要とする時間に血液中のコエンザイムQ10濃度が上昇するように、逆算して摂取する必要があります。
つまり仕事の疲れを回復させたいからと夕食後に摂っても効果を実感することはできないのです。このことを頭に入れておくと、自分に適した摂るタイミングが見えてきます。

運動する人は朝に摂る

コエンザイムQ10によってエネルギー産生の効率が上がると、心臓や筋肉に豊富なATPが送られることで運動のパフォーマンスを高めることができます。
もちろん運動後の疲労回復にも有効です。スポーツなどで激しい運動を行う方は、運動の5~6時間程度前に摂ると良いでしょう。日中に運動する方は朝摂ることで効果を実感することができます。

疲労回復や美肌効果を期待するなら夜に摂る

心身がリラックスする夜は一日の疲れを回復させる時間帯です。ライフスタイルにもよりますが、日中に仕事やスポーツなどでエネルギーを多く使う方は、コエンザイムQ10を夜に摂ると効果的です。
また、紫外線などでダメージを受けた肌は就寝中に再生されるため、美肌効果を期待したい方も夜に摂りましょう。

水溶性のコエンザイムQ10はいつ摂っても良い

コエンザイムQ10を配合したサプリメントは、油に溶かしてソフトカプセルなどに入れた脂溶性のものが主流です。脂溶性のコエンザイムQ10は、脂質と同じように胆汁酸によって乳化されてミセルという構造に変わることで水中に分散されます。
このため消化に時間がかかり吸収効率も低くなります。

そこで水溶性のコエンザイムQ10は、予めミセル構造を作ることで吸収効率を高めています。
胃腸への刺激が少なく消化に負担がかからないため、空腹時に摂っても副作用が出にくいというメリットがあります。いつ摂っても良いので食後に拘る必要はありません。自分に合ったタイミングで摂りましょう。

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